ファラデー、UMCの28HPC+プロセスで強化されたギガビットイーサネットPHYを公開

【新州、台湾】2023年11月16日

大手ASIC設計サービスおよびIPソリューションプロバイダーであるFaraday Technology Corporation（台湾証券取引所：3035）が、UMCの28HPC +プロセスで4ポートギガビットイーサネットPHYを使用できることを発表しました。シリコン実績のあるGPHYは、優れたPPA利点のためのSAR ADCと信号対ノイズ比（SNR）を大幅に向上させる高度なデジタルアルゴリズムを備えています。ネットワーキング、消費財、産業オートメーションアプリケーションで高度に統合されたSoCソリューションの需要は着実に増加しており、それを満たすように設計されたファラデーの最新製品は、パフォーマンスを強化しながら製品開発を加速することを目指しています。

以前の設計と比較して、ポートあたりの消費電力が33％減少したことも、この28nm 4ポートギガビットイーサネットPHYの主な特徴の1つです。また、高級デジタル信号処理（DSP）はマルチポートクロストークによる信号ノイズを緩和し、ファラデーの40nm 4ポートGPHYに比べて1～2dB SNRが大幅に改善されるなど信号品質を向上させる。このGbE PHYは、1000BASE-T、100BASE-TX、10BASE-Te、100BASE-FX、IEEE 802.3、802.3u、802.3ab、ANSI X3.263-1995（FDDI-TP-PMD）を含むする。さらに、UMCの3.3Vおよび1.8V I/Oともシームレスに統合され、28HPC+低電力SoCプラットフォームに最適な選択肢として、優れた電力効率と性能を保証します。

ファラデーのCOOであるFlash Linは、「ファラデーは、さまざまなネットワーキングアプリケーションで顧客ASICプロジェクトの大量生産を成功裏に支持した」とし、「このGPHYソリューションを活用して顧客が向上した性能と電力効率の利点を備えた次世代Ethernet対応のデバイスとシステムを開発するのに役立ちます」と強調した。
ファラデーのイーサネットPHYソリューションの詳細については、www.faraday-tech.comで入手できます。